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環境報告書 | 環境・社会 | レンゴー株式会社

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Academic year: 2018

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(1)

八潮工場の「板紙製造工場における サ-クル活動による省エネ推進」が 平成 26 年度省エネ大賞の経済産業

2017

Environmental and Social Report

環境・社会報告書

(2)

● 本社

● 東京本社

● 研究所・包装技術センター  ・中央研究所(大阪府)  ・中央研究所 福井(福井県)  ・東京包装技術センター(埼玉県)  ・大阪包装技術センター(大阪府) ● 製紙工場

 ・利根川事業所(茨城県)  ・八潮工場(埼玉県)  ・金津工場(福井県)  ・淀川工場(大阪府)  ・尼崎工場(兵庫県) ● 紙器工場

 ・葛飾工場(東京都)  ・利根川事業所(茨城県)  ・新京都事業所(京都府)

● セロファン工場  ・武生工場(福井県)

● 段ボール工場・分工場   ・恵庭工場(北海道)   ・旭川工場(北海道)  ・青森工場(青森県)  ・新仙台工場(宮城県)  ・福島矢吹工場(福島県)  ・小山工場(栃木県)  ・前橋工場(群馬県)  ・東京工場(埼玉県)  ・千葉工場(千葉県)  ・湘南工場(神奈川県)  ・新潟工場(新潟県)  ・長野工場(長野県)  ・松本分工場(長野県)  ・清水工場(静岡県)   ・豊橋工場(愛知県)  ・新名古屋工場(愛知県)  ・福井工場(福井県)  ・滋賀工場(滋賀県)  ・新京都事業所(京都府)  ・三田工場(兵庫県)  ・和歌山工場(和歌山県)  ・岡山工場(岡山県)  ・広島工場(広島県)  ・防府工場(山口県)  ・松山工場(愛媛県)  ・鳥栖工場(佐賀県)

本社、東京本社、研究所、包装技術センターのほか、全国を網羅す る国内事業所(製紙工場5、段ボール工場25・分工場1、紙器工場 3、セロファン工場1)を擁しています。

■ 国内事業所(2017年3月31日現在)

社 名

代 表 者

創 業

設 立

資 本 金 所 在 地        

売 上 高

従 業 員 数

グループ企業

レンゴー株式会社 ( Rengo Co., Ltd.) 代表取締役会長兼社長 大坪 清 1909年(明治42年) 4月12日 1920 年(大正9年) 5月2日 31,066百万円

本社

〒530-0005

大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー TEL.06-6223-2371 FAX.06-4706-9909

東京本社

〒108-0075

東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス TEL.03-6716-7300 FAX.03-6716-7330 545,489百万円(連結)

286,081百万円(単体) 16,038名(連結) 3,700名(単体) 国内44社 海外101社

1. 段ボール、段ボール箱、紙器、その他紙加工品の製造・ 販売 2. 板紙(段ボール原紙、白板紙、紙管原紙等)の製造・販売 3. 軟包装製品、セロファンの製造・販売

4. 重包装製品(ポリエチレン重袋、クラフト紙袋、コンテナバッグ 等)、樹脂加工品の製造・販売

5. 包装関連機械の販売

6. 各種機能材商品(多孔性セルロース粒子、ゼオライト高機能パ ルプ、ワサビ・カラシ成分を利用した天然系抗菌剤等)の製造・ 販売

7. 不織布、紙器機械の製造・販売、運送事業 ほか

 会社概要(2017年3月31日現在)  レンゴーグループネットワーク

 事業内容

CONTENTS

P05

経営理念 / 事業内容

P11

活動の目標と実績

P13

生産活動におけるマテリアルバランス

2016年度外部評価一覧 / 第三者保証

P38 P07

特集

P09 社会の発展と共に歩むレンゴーの段ボール

世界一のゼネラル・パッケージング・ インダストリーへ

環境マネジメント P15

地球温暖化対策 P17

資源の有効利用 P19

廃棄物の削減 P21

化学物質の管理 P22

環境配慮型製品の研究・開発と供給 P23 グリーン調達と生物多様性保全 P24

地球環境のために

トップメッセージ

ゼネラル・パッケージング・インダストリーとして、 持続可能な社会の実現に貢献していきます。 P03

お客様との関わり P25 お取引先との関わり P26 社会のさまざまな課題を解決する製品 P27 働きやすい職場づくり P29

安全衛生 P33

地域社会貢献活動 P34

コーポレート・ガバナンス P36 コンプライアンス P37

マネジメント

参考にしたガイドライン

環境省「環境報告ガイドライン(2012年版)」

ウェブサイトのご案内

当社ウェブサイトの「環境・社会」のコーナーでは、2001年から 発行した報告書のほか、詳細な環境パフォーマンスデータなどの 情報もご覧いただけます。

http://www.rengo.co.jp/environment/report.html 作成部署・お問い合わせ先

レンゴー株式会社 環境・安全衛生部 06-6223-2371(代表) 06-4706-9909

http://www.rengo.co.jp/ [email protected] T E L

F A X U R L E-mail 本報告書では、レンゴー株式会社の地球環境保全の考え方や取組

み・実績を中心に、社会的側面も含め2016年度の活動を報告して います。

特集ページでは、当社がバリューチェーンを通じて社会に提供す る価値と、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」との関係性につい て紹介するとともに、レンゴーの段ボールが長い歴史のなかで社会 課題の解決に貢献してきた様子を取り上げています。

環境報告ページでは定量的なデータの信頼性を確保するために、 第三者保証を受けています。

編集方針

報告範囲

レンゴー株式会社を報告対象としています。 (一部関連会社の情報も含みます) ■ 対象組織

■ 対象期間

2016年度(2016年4月1日~2017年3月31日)を基本として います。(一部同期間の前後を含みます)

発行時期 前回:2016年9月 今回:2017年9月 次回:2018年9月予定

 本報告書に掲載している情報について、算定方法の妥当性、算定結 果の正確性について第三者保証を受けており、その対象となる情報に ついては、各項目に保証済みであることを示す保証マークを記載して います。

保証範囲:レンゴー株式会社の生産部門

     (対象事業所敷地内の一部の関連会社を含む) 保証対象:エネルギー投入量および

     エネルギー起源 CO2排出量

準拠したガイドライン:「先進対策の効率的実施によるCO2排出量大        幅削減事業設備補助事業モニタリング報告        ガイドライン(Ver.6.0)」

第三者保証対象範囲(保証マーク:   )保 証

社会とともに

レンゴーグループは、海外でもパッケージング・ソリューショ

ンのネットワークを広げ、127工場21拠点を展開してい ます。

■ 海外グループ企業(2017年3月31日現在)

● 製紙 ● 段ボール ● 紙器 ● 軟包装 ● 重包装 ● その他拠点 * 軟包装、重包装、その他拠点には非連結対象会社を含む

* トライウォールグループはコルゲータを保有するメーカーのみ記載

● ●

●●

インドネシア ベトナム

中国

日本

タイ

マレーシア

シンガポール ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●●● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ●●● ●● ●

米国

ハワイ ●

英国

モンマス それぞれの技術・ノウハウを持ち、地域に根ざした国内グ ループ企業のきめ細かなネットワークが、レンゴーグルー プの総合力をしっかりと支えています。

■ 国内グループ企業

レンゴーは国連グローバル・コンパクトに 参加しています。

国連グローバル・コンパクト

(3)

人手不足が深刻化する現在、スーパーなどでの開封や陳列 といった作業の簡略化・効率化が喫緊の課題となっていま す。当社が開発した新しい段ボール包装「レンゴー スマー ト・ディスプレイ・パッケージング(RSDP)」は、流通現場 のかかえる諸課題を解決する「リテールメイト」シリーズの 一つとして、流通現場の効率化を図りローコストオペレー ションを実現しています。

一方、宅配クライシスといわれ輸送の効率化やドライバー の負担軽減が問題となっている通販分野でも、箱の小型化や 規格統一、ポスト投函による再配達の減少など、パッケージ の力で解決できる課題は少なくありません。また、それらの 解決は、環境面でCO2の発生を減らすことにもつながります。

社会のさまざまな課題を認識し、企業としての果たすべき 役割を自覚するとともに、自立と自律の精神のもと矜持を 持って事業活動を進めていくことが肝要です。

より少ない資源で大きな価値を生むというコンセプトであ る、“Less is more.”のパッケージづくりを通じて、より良 い社会、持続可能な社会づくりに貢献し、企業としての社会 的責任を果たしていきたいとの思いは、国連グローバル・コ ンパクトの精神にも通じています。企業が社会の良き一員と して行動し、持続可能な成長を実現するために、創造的な リーダーシップを発揮することを求めるこの国際的な取組み を私たちは全面的に支持しています。

2015年9月、国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」が 採択され、同年12月には国連気候変動枠組条約第21回締 約国会議(COP21)で地球温暖化に関するパリ協定が採択さ れるなど、世界的な経済・社会・環境をめぐる広範な課題の 解決に向け、企業にもより積極的な行動が求められていま す。当社はこれらの動きに対応するとともに、着実に責任を 果たしていきたいと考えています。

気候変動に関しては、2050年を見据えた長期ビジョン 「レンゴーグループ環境憲章」で、CO2排出量の1990年

レンゴーグループのパッケージづくりのキーワードであ り、環境経営のキーワードでもある“Less is more.”

一方、人口減少社会の到来により、労働市場への深刻な 影響、社会全体の活力低下が強く懸念されています。少子 化対策ならびに次世代育成支援は、企業にとっても重要な 社会的課題と認識し、2006 年 4 月から出産祝い金制度を 改定し、第 1 子 2 万円、第 2 子 5 万円、第 3 子以降 100 万 円に増額しました。制度改定から11 年が経過し、2017 年度中に100 万円の祝い金受給者は延べ300 人に達する 見込みです。

上記の制度改定後も、育児休業制度の拡充や育児短時間 勤務の導入など、育児と仕事の両立支援施策を継続的に進 めてきました。また、多様な人材が活躍できるよう長時間 労働是正とワーク・ライフ・バランス実現の観点から、全 社をあげて全要素生産性(TFP)の向上に取組み、働き方の

さまざまな社会的課題の解決に向けて

1.“Less energy consumption”

  =エネルギーの消費はできるだけ少なく。 2.“Less carbon emissions”

  =二酸化炭素の発生はできるだけ少なく。

3.“High quality products with more value-added”   =より付加価値の高い高品質な製品をつくる。

持続可能な社会づくりに貢献する

多様性を重視した経営を推進

世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーと

は、包装材の調達から物流、梱包までを一体化した高度な パッケージング・ソリューションとサプライチェーンを提 供できる体制を国内外で確立し、あらゆる産業の全ての包 装ニーズに対し、総合的なソリューションを提案する強固 な基盤を築くということですが、その形に完成形はありま せん。

それは、高い倫理観と公正な経営姿勢のもと、より付加 価値の高いパッケージングの創造に世界で一番の情熱を注 ぎ、常に挑戦し続ける姿勢そのものにほかなりません。

これからも、事業活動の全てにおいて社会的課題と真摯 に向き合うとともに、社会にとってなくてはならない存在 であり続けるために、現場の真理に耳を傾け、その解決に 向けてたゆみないイノベーションを続けてまいります。

たゆみないイノベーションで

「世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリー」

を目指す

・あらゆる包装ニーズに対応し、包装材の調達から物流、 梱包までを一体化した高度なパッケージング・ソリュー ションとサプライチェーンを提供できる体制を国内外 で確立する。

・製造技術のイノベーションにより、他を圧倒する品質の 向上とコストダウンを図り、作業環境の整った工場で、 安全にモノづくりに集中できるシステムを構築する。 ・情報通信技術(IoTやM2M等)の活用方法を徹底的に

研究し、製造工程や物流、サプライチェーンの効率化を 図るとともに、IoTが生み出す顧客のニーズを先取り し、次世代の付加価値を創造する。

・多様な人材(性別、年齢、国籍など)が、個々の能力を 最大限に発揮できる企業体を目指す。

世界一のゼネラル・パッケージング・ インダストリーへの挑戦

Vision110

ゼネラル・パッケージング・インダストリーとして、

持続可能な社会の実現に貢献していきます。

トップメッセージ

2019年の創業110周年に向け、レンゴーグループが次 の100年の礎を築くための新たな挑戦として「Vision110」 を策定しましたが、そこに掲げる「世界一のゼネラル・パッ ケージング・インダストリー」という大きな目標も、社会的 課題の解決と自らの事業活動との両立なくして達成できない と考えています。

度比50%削減を目標に掲げています。その実現に向けた 2020年度を達成年度とする「エコチャレンジ020」では、 1990年度比32%削減を目指し、製品開発と生産プロセス の両面から取り組んでいます。さらに、パリ協定でわが国が 表明した2030年度までに2013年度比26%削減も、自ら の目標として取り組んでまいります。

このほかにも、2015年8月、業界で初となる段ボール・ 紙器工場の全てでFSC®森林認証を取得したほか、グループ

会社を含む全ての段ボール原紙、白板紙を製造する製紙工場 でもFSC®森林認証の取得を完了しています。これにより、

企業や消費者のCSR調達やグリーン購入へのご要望にお応 えすることはもちろん、環境面のみならず、この世に生きる もの全ての生存にとって欠くことのできない森林の、持続可 能な管理とその重要性を広くご理解いただくきっかけになる ものと考えています。

こうした“Less is more.”を体現したハード・ソフト両面 におけるCO2排出削減の取組みと、パッケージづくりを通

じた社会的課題の解決が評価され、2017年4月、第26回 地球環境大賞「環境大臣賞」を受賞しました。

見直しを進めています。

特に、女性活躍の支援体制構築のため、2014 年 4 月に 「女性活躍推進室」を新たに設置するとともに、2016 年 3 月、「女性の活躍推進に関する行動計画」を策定し、女性 の採用促進と職域拡大に継続して注力しており、その成果 として、同年 5 月、女性の活躍推進に関する諸施策の実施 状況等が優良であるとして「えるぼし」企業に認定された ほか、2017 年 3 月には「準なでしこ」企業に選定されま した。

さらに、2017 年 2 月、厚生労働省および大阪労働局が 進める働き方改革推進事業の方針に基づき、男性の育児休 業取得の促進に焦点をあてた「働き方改革宣言」を策定・ 公表しました。男性の働き方を見直すきっかけとし、性 別、年齢、障がい、国籍を問わず多様な人材が刺激し合い、 その能力を十二分に発揮するとともに、生き生きと働ける 職場づくりをこれからも進めてまいります。

(4)

  段ボール事業   製紙事業

一般的な段ボールからさまざまな機能 を有する段ボールまで、用途に応じ た幅広い製品を提供しています。Cフ ルートやデルタフルートなど、より環 境負荷の低い製品の開発・普及も積 極的に推進しています。

古紙を主原料に、段ボール原紙や 紙器用板紙、紙管原紙などさまざ まな板紙を製造しています。生産の 効率化により環境負荷の低減に努 め、LCC軽量原紙など省資源型の 製品開発にも取り組んでいます。

  軟包装事業

フィルム包装、成形品をはじめ、木材 パルプを原料としたセロファンなど、 商品を美しく包み、やさしく保護する 各種の軟包装を提供しています。フィ ルムの薄物化など、環境に配慮した 製品の開発にも取り組んでいます。

  海外事業

海外でもパッケージング・ソリューショ ンのネットワークを広げています。 国内外に広がる生産ネットワークで、 それぞれの地域のお客様のニーズに お応えし、パッケージに関わる総合的 なサービスを提供しています。

  紙器事業

商品の魅力を伝え、訴求力を高める 多彩な紙製パッケージを開発・提案 しています。企画・グラフィックデザ インから製造までトータルにサポート し、省資源など環境に配慮した製品 開発にも取り組んでいます。

  重包装事業

ポリエチレン重袋、コンテナバッグや クラフト紙袋などの物流を支える重 包装容器を提供しています。 環境適合型製品の開発にも注力して います。

地域別従業員数※(2016年度連結)

※ 従業員は就業人員です

経営理念

1. 活力ある事業活動を通じて、お客様の満足と信頼を獲得し、繁栄と夢を実現すること。 2. 高い倫理観を持ち法令遵守を徹底し、常に誠実に行動すること。

3. 積極的かつ正確な情報開示を通じ、広く社会とのコミュニケーションに努めること。

4. 働く者一人一人の価値を尊重し、安全で働きやすい環境づくりに努め、ゆとりと豊かさを実現すること。 5. 地球環境の保全に主体的に取り組むこと。

6. 良き企業市民として社会に貢献すること。

7. グローバル化に対応し、各国・地域の法令を遵守するとともに、

文化や慣習にも配慮した事業活動を通じて、当該国・地域の経済社会の発展に貢献すること。

レンゴーグループは、明治 42 年(1909 年)創業者井上貞治郎が日本で初めて段ボールを世に 送り出して以来、時勢の変遷に対応して最も優れたパッケージング(包装)を提供することにより、 お客様の商品の価値を高め、社会に貢献しつづけてまいりました。

わたしたちは、これからも、あらゆる産業の物流に最適なパッケージング(包装)を総合的に開発 し、ゼネラル・パッケージング・インダストリーとして、たゆみない意識改革と技術革新を通じて パッケージング(包装)の新たな価値を創造しつづけるために、次の指針に基づいて行動します。

ゼネラル・パッケージング・インダストリーとして

経営理念/事業内容

レンゴーグループは現在、「製紙」「段ボール」「紙器」「軟包装」 「重包装」「海外」の6つのコア事業を中心に多彩な事業を展開し

ています。

パッケージングのベストパートナーを目指し、「環境配慮」と 「顧客満足」を念頭に、たゆみないイノベーションを積み重ねてい

ます。

あらゆる産業の全ての包装ニーズに対して、総合的なソリューショ ンを提案する企業グループ「ゼネラル・パッケージング・インダスト リー」=GPIレンゴーとして、人にも環境にも優しく、社会が求める 本当の価値を持つパッケージングサービスを提供してまいります。

従業員数※

事業の概況

6つのコア事業

売上高

502,625 523,141 522,671 532,534 545,489

281,176 284,062 273,448 274,247 286,081

■連結 ■単体 600,000

400,000

200,000

0 (百万円)

2012    2013    2014    2015    2016      (年度)

経常利益 (百万円)

24,236

15,354 7,139

16,633

25,214

13,320

5,315 1,689 3,532 9,398

■連結 ■単体 40,000

30,000 20,000 10,000 0

2012    2013    2014    2015    2016      (年度)

(名)

13,082 13,095 14,060 13,999 16,038

3,676 3,697 3,719 3,680 3,700

■連結 ■単体 20,000

15,000 10,000 5,000 0

2012    2013    2014    2015    2016      (年度)

売上比率(2016年度連結)

70.1% 板紙・紙加工関連事業 海外関連事業 4.9%

その他の事業 5.7%

軟包装関連事業 12.0% 重包装関連事業 7.3%

11,080 名 連結

16,038名

日本 欧州・その他 149名

北米 54名

東南アジア 2,266名 インド・中東 60名

(5)

Less is

more.

世界一の

ゼネラル・パッケージング・インダストリーへ

世界は経済、社会、環境の観点で大きな転換期を迎えています。 それを象徴するのが「持続可能な開発目標(SDGs)」で、

当社も事業活動を通じてSDGsの目標達成に貢献していきたいと考えています。 2016年度は以下のようにSDGsの目標と事業の関係性をマッピングし整理しました。

SDGs について

2015年9月、国連の全ての加盟国(193カ国)は、 地球上の全ての人々にとっての持続可能な社会を 実現するため、全世界が2030年までに優先的に 取り組むべき課題として、17の目標と169のター ゲットを掲げました。それがSDGsです。企業は、 課題に対する解決策や技術を主導して開発・提供 し、持続可能な開発の推進に貢献していくことが

求められています。

2016 年度

1970年度

98.3

%

板紙の古紙利用率

生物多様性に配慮した 原料調達に努めています。 

古紙の利用拡大と適正に管理された 木材パルプの調達を通じて、 生物多様性の保全への責任を 果たしていきます。

原料調達

p.19,p.24

関連ページ ▶

96.1

%

レンゴーの段ボール リサイクルマーク表示率

(2016年度)

質の高いリサイクルを推進しています。

段ボールのリサイクルマークの表示を通じて、 リサイクルの必要性を広く社会に呼びかけています。

分別・回収・リサイクル

p.20

関連ページ ▶

事業を支える基盤

12

太陽光発電 の発電量

2016 年度

2007年度 422kWh

5,209千kWh

環境に配慮した生産活動とデルタフルートなど 環境配慮型製品の開発に取り組んでいます。

環境負荷低減に配慮した

開発、生産活動に努めています。

研究開発/生産活動

p.17,p.23

関連ページ ▶ 98.3%

79.2%

作業時間の短縮

1

/

5

「RSDP※」や「ラクッパ ディスプレイ」など

高機能な製品を流通などの幅広い用途に提供しています。 また、FSCR森林認証製品の普及にも注力しています。

お客様の業務効率化と

環境配慮の取組みに貢献しています。

使用

p.27, p.28

関連ページ ▶

特 集 

原料調達 使用

分別・回収・リサイクル 研究開発/生産活動

(6)

持続可能な社会のために

社会的課題を解決するイノベーション

21 世紀となった現代、社会が直面する課題は多様 化・複雑化しています。そこで国際社会は連携して、 その課題の解決に取り組み始めました。2015 年 9 月 の「国連持続可能な開発サミット」では、「持続可能 な開発目標(SDGs)」が掲げられ、また、同じ年の 12 月に「国連気候変動枠組条約第 21 回締約国会議 (COP21)」で採択されたパリ協定では、世界的な平 均気温の上昇を産業革命以前の2℃未満にする目標が 掲げられました。

これらの目標を実現するために、当社が100 年以上 にわたって磨いてきたパッケージング技術が大きな役 割を果たすと考えています。例えば、段ボールはリサ イクルシステム(右図)が確立された、人にも環境にも やさしい優れた包装材です。古紙の利用技術の開発を 進めた結果、当社の板紙の古紙利用率は1970 年度の 79.2%から2016 年度には98.3%となり、循環型社 会の実現に大きく貢献しています。また、板紙の強度 を高めるためのパルプは、適切で持続可能な経営が行 われていることが第三者機関によって認証された森林 から産出された木材を原料としたパルプを使用してい ます。

段ボールは、そのライフサイクルにおいて、世界が 目指す「持続可能」というキーワードを体現した存在 なのです。

社会の発展と共に歩む

レンゴーの段ボール

レンゴーが日本で世に送り出した段ボール。

段ボールの登場で、パッケージの果たす役割は大きく様変わりし、 今日の流通システムの構築にも大きく貢献してきました。

これからもパッケージのイノベーションで、社会的な課題の解決に大きな役割を果たしていきます。

段ボールの歴史はレンゴーの歴史

現在、包装材として広く浸透し、利用されている段 ボール。段ボールが発明されたのは、19 世紀のイギリ スです。当時の正装に欠かせなかったシルクハットの 通気性を良くするために、波状に折った厚紙をその内 側に使ったのが始まりです。やがてアメリカで、電球 などの壊れやすいガラス製品を包み、守るために使わ れるようになりました。包装材としての段ボールの誕 生です。

日本で段ボールが使われるようになったのは、明治 時代のことです。当社の創業者である井上貞治郎が 1909 年、日本で初めて段ボールの製造に成功。井上 は、試行錯誤を重ねて生み出した製品に、段のついた ボール紙だから「段ボール」と名付けました。当時は 木箱に商品を詰めて運ぶのが一般的でしたが、木箱よ りも軽くて丈夫、使い終わったら簡単にたためて小さ くできるといった点が受け入れられ、世の中に広まっ ていきました。日本での段ボールの歴史は、そのまま 当社の歴史ともいえるのです。

当社は、“Less is more.”を念頭により少ない資源で 大きな価値を生むパッケージづくりを実践するため、 各工場では徹底した省エネなどに取り組んでいます。

例えば、段ボール原紙を製造する八潮工場では、木質 チップバイオマスボイラ発電設備を導入し、近隣地域で 発生する建築廃材をボイラ燃料として有効活用すること で、地域の廃棄物を削減すると共にエネルギーとしての リサイクルまでをも実現しています。ほかにも、若手を 中心に柔軟な発想で省エネ活動に取り組む活動チーム 「低燃費八潮」を結成し、省エネに関する提案から実施・

評価までのPDCAサイクルをシステム化して継続的に 取り組むことで、実効性のある活動を続けています。

その他の工場でも、環境負荷の低いエネルギーへの転 換、太陽光発電導入やバイオマス資源の有効活用など、

持続可能なエネルギーの利用を拡大しています。 また、たゆみないイノベーションにより、お客様の課 題を解決する製品の開発にも精力的に取り組んでいま す。その代表例が昨今の流通現場が抱える問題を解決す る「レンゴー スマート・ディスプレイ・パッケージン グ(RSDP)」をはじめとした「リテールメイト」シリーズ や通販向けパッケージです。その一つのジェミニ・パッ ケージングシステムは、内容品の高さに合わせてケース の高さを自在に変えられるためケースの小型化を実現し ます。これによって、材料面積の削減による省資源化と輸 送効率向上によるCO2排出量の削減にもつながります。

このようにレンゴーが社会に送り出す段ボールのイノ ベーションは、お客様の課題解決、そして社会的課題の 解決に確かな役割を果たしているのです。

SUPER MARKET

つくる 原紙を

つくる

使う

分別 回収

古紙を使って

段ボール原紙をつくる

古紙を回収する

使用済み段ボールを分別して出す

段ボールは、大切な 商品をやさしく 包みます。 切れ端

段ボールを使う

新しい段ボールの流れ

使い終わった段ボールの流れ 使用済み段ボールから、

段ボール原紙(板紙)をつくります。

古紙回収業者が使用済み 段ボールを回収し、大きな ブロック状にまとめて製 紙工場へ運びます。

お店や工場から出る段ボールはもちろん一般家庭 に届いた段ボールも、子供会や自治会などの自主 回収や自治体を通して収集されます。

段ボール原紙(板紙)から、 段ボールをつくります。

段ボールをつくる

段ボールの

リサイクルの輪

特 集 

(7)

豆知

2016年度の実績と短期・長期の目標

活動の目標と実績

当社は持続的に企業価値を向上させていくために環境・社会問題をはじめとする課題を明確にしています。 環境問題については、CO₂排出抑制に向けた2030年度までの目標を新たに策定するなど、

それぞれの課題について目標を定め積極的に取組みを進めています

に「

0 2 0

テーマ

2016年度 目標

目標 実績 評価 ページ関連 2017年度

品質管理 ヒューマンエラーの防止 理解度テストを実施(毎月1回) ○ P25 取組みの継続

女性の活躍推進

総合職女性採用比率を3割以上とする 33.3% ○

P30 (計画期間:2020年度まで)取組みの継続 女性管理職数を倍増する

(2014年度19名→2020年度40名以上) 24名 ー

営業外勤および製造現場で働く女性 (正社員)の数を2倍以上とする

(2014年度 営業外勤8名、製造現場7名)

営業外勤 11名 製造現場 15名 ー

男性の育児休業取得率を13%以上とする 41.8% ○

年次有給休暇の

取得促進 平均10日以上とする 10.8日 ○ P31 平均10日以上を維持

段ボールは表と裏のライナと波型の中しんの 3枚の板紙からできた三層構造。この波型の 形状が段ボールの強度を生み出しています。

段ボールの強さのひみつ

三層構造でつぶれにくい!!

2030年度までにCO₂排出量を

2013年度比26%削減

する

(1990年度比では40%削減に相当)

当社は「レンゴーグループ環境憲章」で2050年度にCO₂排出量 の1990年度比50%削減を長期目標に掲げるとともに、その実現に 向けて2020年度を達成年度とする「エコチャレンジ020」で1990 年度比32%減を目指して取り組んでいます。この度、2015年末の 「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」における パリ協定採択を受け、わが国のCO₂排出量削減目標にも沿うものと して、当社も「2030年度までにCO₂排出量を2013年度比26%削 減」するという新たな目標を設定しました。省エネルギーや再生可能 エネルギーの活用を進め、より一層のCO₂削減を実現していきます。 ※ 新しい目標では電力の係数は当該年度の係数(発電端)を使用していきます。

1990

年度

1,

075

869

643

201

3

年度

2030

年度

削減

26

%

CO

2

TOPICS

※1 CO2排出量:対象は化石エネルギー起源CO2。使用係数は日本経済団体連合会「低炭素社会実行計画」の係数を使用。   2011年度以降の電力の係数は震災影響分を除くため2010年度の係数(発電端)を固定して使用。 ※2 CO2排出原単位:CO2排出量を売上高で除した値。

※3 最終処分量:場外排出量から再資源化量を引いた値。 :第三者保証を受けたことを示すマーク。

保 証

日本国内最大の板紙工場である当社の八潮工場では、埼玉県の目 標設定型排出量取引制度施行を機に、CO2排出削減に取り組むチー ム「低燃費八潮」を結成しました。省エネ活動を実施・評価する仕 組みを構築し、ソフト面からのCO2排出削減を進める一方、ハード 面でも2016年1月に木質チップバイオマスボイラ発電設備を導入

し、年間約65,000トンのCO2排出量削減を実現しました。こうしたハード・ソフト両面の活動もあり、2012 年には埼玉県地球温暖化対策推進条例に基づく目標設定型排出量取引制度で規定される優良大規模事業所「準トッ プレベル事業所」に認定され、さらにその後も手を緩めることなく成果を積み重ねた結果、2016年3月には地球 温暖化対策の取組みが特に優れている「トップレベル事業所」に埼玉県内で初めて認定されました。その他にも、 製紙、段ボール、紙器の全工場でFSC®森林認証を取得し、業界に先駆けFSC段ボール・紙器製品の供給体制を 確立しました。

これらの取組みが評価され第 26 回地球環境大賞(主催:フジサンケイグループ)の「環境大臣賞」を受賞し ました。

ハード・ソフト両面におけるCO

2

排出削減と

パッケージづくりを通じた社会的課題の解決

保 証

テーマ 項 目

2016年度 目標

目標 実績 評価 ページ関連 2017年度 2020 年度

地球温暖化対策

生産部門のCO2排出量※1

(1990年度比) 29%削減 27.3%削減 × P17 29%削減 32%削減

物流部門のCO2排出原単位※2

(2007年度比) 10%削減 6.9%削減 × P18 11%削減 削減推進

資源の有効利用 古紙利用率 97%以上 98.3% ○ P19 97%以上 97%以上

廃棄物の削減 再資源化率 97%以上 98.2% ○ P21 98%以上 98%以上

最終処分量※3 4,000t以下 3,417t P21 4,000t以下 4,000t以下

グリーン調達と 化学物質の管理

VOC排出量

(2000年度比) 45%削減 51.9%削減 ○ P22 45%削減 化学物質の

管理の推進 PRTR対象物質排出量・移動量

(2002年度比) 12%削減 14.0%削減 ○ P22 12%削減

環境配慮型製品の

研究・開発と供給 (2004年度比)段ボールの平均坪量 9.5%削減 9.6%削減 ○ P23 10%削減

軽量化推進 回収率維持

 SDGsとの関連性 ▶

(8)

段 ボ ┃ ル

紙 器

 原料

古紙を水の中でほぐし て繊維状にします。その 後、異物を取り除き繊維 をたたいて、からみやす くします。

  原料調整工程

板 紙

段ボール工場で出た端材は 製紙工場でリサイクル

 

セ ロ フ ァ ン

 原料

パルプ

連 結※

配送 INPUT

パ ルプ

回収

SUPER MARKET

使用

保 証

セロファン 板 紙

段ボール・紙器 

製品

O U T P U T SUPER MARKET

古紙・パルプ

合計 262

段ボール・紙器 軟包装

1 51

製紙

210

合計 16,574

段ボール・紙器 軟包装

284 1,969

製紙

14,321

合計 2,861

段ボール・紙器 軟包装

198 67

製紙

2,596

合計 1,220

段ボール・紙器 軟包装

1,090 91

製紙

38 O U T P U T

9

製紙

253

段ボール・紙器

107

軟包装 6 その他 1 重包装 5

合計 373

10

製紙

17,456

段ボール・紙器

3,612

軟包装 930 その他 137 重包装 371

合計 22,506

11

製紙

3,094

段ボール・紙器

107

重包装 14 軟包装 210

合計 3,426

12

製紙

3,218

段ボール・紙器

2,532

重包装 669 その他 13

軟包装

456 6,888合計

12

製紙

873

段ボール・紙器

183

重包装 16 その他 6

軟包装

44 1,122合計

13

製紙

2,676

段ボール・紙器

38

重包装 11 軟包装 198

合計 2,923

13

軟包装

1,125

製紙

3

段ボール・紙器

2

重包装 152

合計 1,281

14

軟包装

1,941

製紙

3

段ボール・紙器

175

重包装 553

合計 2,673

古 紙

 原料

段ボール原紙

3枚の段ボール原紙を貼 り合せて段ボールシート をつくります。   貼合工程

熱 板

I N

P U T

※ 連結対象はレンゴー(株)および生産設備を有する国内連結対象子会社 計27社

※各種類の値は四捨五入しているため合計が合わない 場合があります。

*1 非化石エネルギーも含んでいます。 *2 PRTRの取扱量は単体のみ集計しています。

保 証

5

段ボール・

紙器

563

製紙

2,614

軟包装 240

合計 3,417

6

段ボール・紙器

97

製紙

671

軟包装 14

合計 782

7

段ボール・紙器

19

製紙

2,238

軟包装 198

合計 2,456

8

製紙

1

段ボール・紙器

1

軟包装 756

合計 758

9

段ボール・紙器

175

軟包装 85

製紙 3

合計 264

原料(万t)

エネルギー*1(TJ)

水使用量(万m³)

PRTR取扱量(t) 廃棄物最終処分量(t)

原料(万t) エネルギー(TJ) 水使用量(万m³) 廃棄物最終処分量(t) CO₂排出量(千t-CO₂) 排水量(万m³) PRTR排出量・移動量(t) VOC排出量(t)

排水量(万m³) PRTR排出量・移動量*2(t) VOC排出量(t)

CO₂排出量(千t-CO₂)

■ 段ボール・紙器

■ 製紙

■ 軟包装 ■ 重包装

■ その他

事業活動での投入資源量と排出量

(2016年度実績)

生産活動におけるマテリアルバランス

段ボールシートに印刷、型 抜きをし、段ボールケースを つくります。

 製函工程

ビスコースを再び凝固・ 再生し、セロファンをつ くります。

 製膜工程

長いワイヤの上に原料を 流し込み、脱水・乾燥さ せ原紙をつくります。

パルプを化学処理して ビスコースという溶液に します。

 原液工程

(9)

レンゴーグループは、地球環境に配慮した経営を実践することが、企業の持続的発展に不可欠であるとの認識に 立ち、グループあげて環境保全活動に継続的に取り組む。

基本理念

基本方針

ACTION PLAN

CHECK DO

環境経営を効果的に推進するために、2001年から国 際規格であるISO14001の環境マネジメントシステムを導 入し、2006年には全ての生産拠点で認証を取得しました。 また、事業所・工場では環境マネジメントシステムが適切 に運用されていることを確認するため、内部監査と審査 機関による外部審査を定期的に実施しています。2016 年度の外部審査では、改善が必要な不適合はありません でした。

事業所・工場の環境データを効率的に把握し、情報を 共有する環境情報管理システム「エコループ」を2010年 から全社で運用しています。「エコループ」では事業活動 によるエネルギー使用量やCO₂排出量、廃棄物発生量な どの環境データを一元管理しています。環境情報を「見え る化」することで従業員一人一人の環境意識の向上を 目指しています。

全ての従業員が会社や家庭でのあらゆる場面で環境問 題をより身近に捉えることができるよう、環境教育や啓発 活動をセミナーやグループ報を通じて継続的に行ってい ます。 2016 年度は新入社員を対象とした環境教育、

全従業員を対象としたISO14001内部監査員養成講座を 開催しました。そのほか、階層別研修にも環境教育が組 み込まれています。

環境経営を推進するために、全社を統括する「環境委 員会」と事業所・工場に「事業所環境委員会」を設け、 常に現状を見据えた計画を実行する体制を整えています。 「環境委員会」は、全社での環境経営の強化を図ること

を目的とし、環境管掌役員を委員長として、生産部門や関 連部門の担当役員・部門長で構成されています。環境委 員会は年2回開催され、環境目標の達成状況や法の遵守 状況を確認し、環境に関する全社的な方向性や目標、計 画などを審議し決定して、CSR委員会に報告しています。 また、ここでの決定事項をもとに「事業所環境委員会」に おいて具体的に協議され、周辺地域に根ざした環境保全 活動へと展開しています。

事業活動に伴う環境負荷の低減は、企業として最優先で取り組むべき経営課題の一つと位置づけ、環境に関する経営方 針として、1999年に「レンゴー株式会社環境憲章」を制定しました。そして創業100周年を迎えた2009年には、レンゴー グループの新たな100年に向けた環境に関する長期ビジョンとして「レンゴーグループ環境憲章」に改定しました。また、 さらに具体的な取組みとして「エコチャレンジ020」(P11を参照)も策定しています。

環境マネジメントシステム

環境法令の遵守状況など

環境情報管理システム「エコループ」

環境教育の実施

環境経営推進体制

レンゴーグループ環境憲章

レンゴーグループ環境憲章

環境に関わる法規・条例・協定を遵守することはもとより、 環境への負荷を更に低減するための環境保全活動についても 積極的に取り組む。

❶ 環境法令の遵守

省エネや、新エネルギーを活用するグリーンニューディール を推進し、2050年までに二酸化炭素の排出量を1990年度実 績の半減を目指す。

❷ 地球温暖化対策の推進

古紙利用のための先進技術に取組み、リサイクルの促進と更 なる古紙資源の有効利用に努め、循環型社会形成に貢献する。

❸ 資源の有効利用の推進

2009年4月12日制定 パッケージング・ソリューション・カンパニーとして、環境負荷 の小さい製品の研究・開発に努め、環境に配慮した製品を 供給する。

❺ 環境負荷の小さい製品の研究・開発と供給

海外事業活動においては、当該国の環境規制を遵守し、 地域の状況に応じた適切な環境保全に努める。

❼ 環境に配慮した海外事業活動の推進

廃棄物の発生を抑制し、再利用、再資源化により最終処分量 の低減に努める。

❹ 廃棄物の発生抑制と有効利用の推進 環境意識の向上を目的とした広報、啓発を行うとともに、 地域や社会の環境保全活動への参加・協力も積極的に行う。

❽ 広報、啓発、社会活動の促進

環境に配慮した資材の調達に努めるとともに、生産活動に よる環境負荷を積極的に低減する。

❻ 環境に配慮した資材の調達と生産活動の推進

▶環境経営推進体制

環境委員会

事業所環境委員会 環境に関する方向性の決定・結果の検討および見直し ・環境憲章に関する検討・提言

・環境保全活動体制に関する審議・決定 ・全社環境目標や重点施策に関する審議・決定 ・法規制対応事項に関する決定

・その他の事項に関する検討

環境保全計画の実行、見直し ・年度目標、計画の作成 ・計画実行の推進 ・実行結果の検証、見直し

新入社員への環境教育

▶本社主催の教育実績(2016年度)

講座 受講人数

新入社員への環境教育 54名

内部監査員養成講座 35名

環境法令の遵守状況

当社は大気・水域への環境負荷物質の排出などについ て、法律の規制より厳しい自主管理値を設定し、管理して います。年2回実施している環境関連法の自己チェックで は、潜在的な環境リスクを洗い出し、法令違反の未然防 止に努めています。2016年度は行政処分を含む法令違 反はありませんでした。

環境に関する苦情件数

2016年度に寄せられた苦情は騒音・振動など計5件で した。苦情の原因を特定し、設備的な対策や運用の見直 しなどを行いました。苦情をお寄せくださった方には原因 と対策方法を説明し、ご理解を得るように努めています。 今後も苦情がないように未然に防止すると同時に、近隣の 方々との密接なコミュニケーションに努めていきます。

環境事故対策

日常点検などを通じさまざまなリスクを未然に防ぐ対策 を講じるとともに、油や薬品の漏えいなどの環境事故発生 を想定し、適切な対応ができるよう事業所・工場で訓練 を年 1 回以上実施しています。訓練実施後は、手順など に問題がないかを検証し、問題があれば手順の見直しを 行っています。なお、2016年度の環境事故は0件でした。

地球環境や地域環境に配慮することは事業活動を営むうえで大前提です。

マネジメント体制を整備し、改善すべき事項については速やかに対策を講じています。

環境マネジメント

地球環境のために

取締役会

 委 員 長 : 環境管掌役員

 委 員 長 : 事業所長・工場長  メンバー: 各部門長他  メンバー : 関連組織の        担当役員・部門長

社長 CSR 委員会

▶環境に関する苦情件数(2016年度)

大気 水質 廃棄物 騒音・振 動 臭気 その他 合計

0 0 0 4 0 1 5

(10)

2016年度の「エコチャレンジ020」では、生産時に 発生する化石エネルギー起源のCO₂排出量を1990年 度比29%削減するという目標を設定しました。省エネル ギー化やバイオマス燃料の利用を拡大しましたが生産量 の増加などにより、2016年度の排出量は782千トン、 1990年度比27.3%の削減となり目標達成には至りませ んでした。しかし、CO₂排出原単位は向上しており、設 備投資や全社を挙げて取り組んでいる生産性向上の効果 が出ていると考えています。

エネルギーの多様化、資源の有効利用、地球温暖化防 止の観点から太陽光発電やバイオマスボイラなどを積極的 に導入し、再生可能エネルギーの利用を拡大させていま す。2016年度末時点で太陽光発電設備は9工場に導入 しており、年間発電量は521万kWhで初めて導入した 2007年度の12倍となりました。また、製紙工場では建 築廃材由来の木質チップや工場内で発生する製紙スラッジ (製紙工程における排出物)などの廃棄物をバイオマス燃 料として活用しています。2016年度は2,522TJの再生 可能エネルギーを使用しました。

物流部門では製品輸送時の省エネルギーとCO₂ 排出 量の削減に取り組んでいます。「エコチャレンジ 020」 ではCO₂ 排出原単位を2007 年度比 10%削減するこ とを目標に取り組んできましたが、輸送効率の悪化な どにより2016 年度のCO₂ 排出原単位は2007 年度比 6.9%の削減となり、目標達成には至りませんでした。

今後は配送ルートの見直しなども検討しながら輸送の 適正化を図り、輸送効率のさらなる改善を進め目標達 成を目指します。

サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の削減に 取り組むため、自社での燃料の使用による直接排出量(ス コープ1)と購入した電気や熱の使用による間接排出量(ス コープ2)に加え、サプライチェーンの上流から下流にわた る事業活動に伴う間接排出量(スコープ3)の算定を行って います。2015年度の排出量は182万トンとなり、そのう ちの55%がスコープ3によるものでした。今後もサプライ チェーン全体での温室効果ガス排出量の把握・管理を継続 し、排出量削減に向けた取組みを進めていきます。

▶CO2排出量の推移 保 証

(年度) 1990   2013    2014    2015    2016   

17

(千t)

1,075

808 759 785

1,200

800 1,000

200 400 600

0

782

(基準年度)

CO₂排出量

27.3

%削減

CO₂排出量の削減実績

再生可能エネルギーの利用促進

物流部門での取組み

スコープ3の算定

▶生産拠点の使用エネルギー

※ CO2排出量を売上高で除した値 ▶物流部門でのCO2排出量と

 原単位※指数の推移

20

100

85

80 90 95

(年度) 2007   2013   2014   2015   2016 80

60

40

20 (千t)

0

67 62

60 61 65

100

92 93

91 91

(基準年度)

CO₂排出原単位

6.9

%削減

▶CO2排出原単位※指数の推移

※ CO2排出量を生産量で除した値 1990   2013    2014    2015   2016    100

90

70 80

60

(年度)

18

100 100

65 67

62

●段ボール・紙器工場 ■製紙・セロファン工場

66 65

68 68

64

▶エネルギー投入量の推移 保 証

保 証

19

(TJ)

20,000

10,000 15,000

5,000

0

1990      2000      2016 (年度)

■重油/石炭  ■都市ガス ■LNG ■バイオマス/廃棄物  ■購入電力

4%

65% 3% 28%

5%

34% 38% 23%

17,083

16%

34%

16% 13% 21%

16,574 18,168

* 各数値は四捨五入をしているため合計が合わない場合があります。 ▶サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量(2015年度)

21

サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量

合計 180万t合計 182万t

スコープ3  101万t 55%

スコープ1 66万t 36%

スコープ2 15万t 8%

地球温暖化を抑制するために、温室効果ガスであるCO2排出量の削減は重要課題です。

そのため生産部門はもちろんのこと、物流部門や非生産部門でも省エネルギー活動を進めています。

地球温暖化対策

地球環境のために

● 太陽光:9 工場

● バイオマス/廃棄物:4 工場

福島矢吹工場 新仙台工場 鳥栖工場

金津工場 松本分工場

尼崎工場 岡山工場

新京都事業所

利根川事業所 八潮工場 新名古屋工場 ●

● ●

● ●

● ●

尼崎工場は、2016年1月、老朽化した既存発電設備の更新と自家発電能力の向上を 目的に、コージェネレーションとしてガスタービンおよび排熱ボイラを新設しました。 排熱ボイラは、蒸気の負荷変動にも柔軟に対応できる高効率の機種を選定。また、既存 のガスエンジンの低温排熱を活用してガスタービン燃焼空気を冷却し、夏季の発電量低 下を防ぎ購入電力を削減するとともに、電力会社の有事の際も自立運転できるようにし ました。これにより年間のCO2削減量は当初の予定の約3,800トンをしのぐ、約6,000 トンになりました。こうした取組みを評価していただき、一般財団法人コージェネレー ション・エネルギー高度利用センターのコージェネ大賞2016において「特別賞(産業用 部門」を受賞することができました。

また、日ごろから工場内の省エネ改善チーム「 e co cha ! (えぇこっちゃ)」に参加し、 「部署間の垣根を超えた新たな視点での取組み」を活動理念として、工場一丸となって

取り組んでいます。今後も、全部署を横断する視点を大切にしながら、常識にとらわれ ない省エネ活動を工場全体で推進していきます。

前田 孝紀

尼崎工場  施設部動力課

VOICE

コージェネ大賞2016 特別賞(産業用部門) を受賞

▶再生可能エネルギー投入量の推移

24

(TJ)

2012   2013   2014   2015   2016 1,000

0

(年度) 3,000

2,000

985 945 1,035 1,143

2,522

▶太陽光発電(総発電量)の推移 (千kWh)

3,000

1,500

0 6,000

4,500

(年度) 2007   2013   2014   2015   2016

422

3,670

5,324 5,249 5,209

(11)

製紙原料にならない異物や、混入によって製品トラブル の原因となるものは「禁忌品(きんきひん)」と呼ばれて おり、回収に出す前に取り除く必要があります。例えば、 宅配便の送り状や感熱紙などがこれに当たります。また、 石鹸や線香などの臭いが付いた古紙は、リサイクル後の 板紙製品に臭いが残ってしまいます。リサイクルの過程で 選別除去できなかった異物は、板紙製品の品質を著しく 低下させるため、当社では禁忌品が混ざらないよう適正 なリサイクルの推進を広く呼び掛けています。

禁忌品について

出所:(公財)古紙再生促進センターの古紙標準品質規格より抜粋 ▶代表的な禁忌品

知っていますか?

段ボールの「リサイクルマーク」 段ボールリサイクルの注意点

紙製品ではあるものの製紙原料とならないもの

芳香紙、

臭いの付いた紙 洗剤・石鹸・線香などの紙製包装、紙箱、段ボール箱など 昇華転写紙、

感熱性発泡紙 捺染紙、アイロンプリント紙、立体コピー紙(点字用途など) ろう段、ワックス

付き段ボール 輸入青果物、水産加工品などが入った段ボール箱

汚れた紙 食品残渣が付着した紙、油の付いた紙

紙以外のもの

石、ガラス、金属、土砂、木片、布類、プラスチック類など

段ボールのリサイクルマーク。それはリサ イクル可能な段ボールであることを示すもの です。現在、日本のリサイクルマークの表示 率は90%以上にものぼります。

段ボールのリサイクルマーク

ステープル(金属針)や宅配便の送り状などはリサイクルの障害に なる異物です。回収された段ボール古紙から品質の高い段ボール原 紙を生産するために、みなさんも異物の除去にご協力お願いします。

段ボールをリサイクルに出すときのお願い

ステープルは はずして

下さい

フィルムが 貼られている箱は

リサイクルに 出さないで下さい

ラベルは はがして 下さい

食べ残しなどで 汚れている紙は リサイクルに 出さないで下さい

八潮工場では2014年6月より、「臭気探知犬 シルク号」 を採用し、臭い移りした古紙の混入を未然に防ぐ取組みを 強化しています。シルク号による臭気探知を開始して以降、 臭い付き古紙混入の件数は大幅に減少し、それに伴って製品 トラブルや製品ロスが着実に減少しています。

臭気探知犬シルク号

ラベルは はがす

八潮工場では、臭気探知犬 シルク号が活躍しています!

詳しくはこちらを

ご覧ください 段ボールリサイクル協議会http://www.danrikyo.jp/ つなげましょう!リサイクルの輪

限りある資源を大切にするために古紙の利用拡大に取り組んでいます。

また、多くの水を使用する製紙業の責務として、水資源の有効利用に努めています。

資源の有効利用

地球環境のために

2016年度の「エコチャレンジ020」では、古紙利用 率を97%以上にすることを目標としました。製品の品 質を維持しながら今まで利用されてこなかった機密古紙 などの未利用資源の利用拡大といった取組みを継続した 結果、2016年度の古紙利用率は98.3%となり目標を 達成しました。

今後も、古紙の有効活用を通じて森林資源を保全する ため、研究所や製紙工場で古紙利用技術の開発を進めて いきます。

古紙利用率の維持・拡大

機密古紙専用処理設備 ▶板紙の古紙利用率※1の推移

出所:(公財)古紙再生促進センター

※ 1 板紙製品全体の原料に占める古紙の割合 ※ 2 当社は年度で集計しています。 100

(%)

90 80

60 70

50

1970 1980 1990 2000 2014 2015 2016 (年)

●レンゴー※2 板紙業界 

9

58.9

92.5

89.5 96.5 98.0

93.2 93.5 98.3 98.3

79.2

70.2 76.5

85.8

93.8

機密古紙の利用拡大

八潮工場、尼崎工場の東西の製紙工場に機密古紙専用 処理設備を導入しています。オフィスから発生する機密書 類は、情報漏えいの問題から焼却処理されるケースがほと んどでしたが、この設備によって原料として利用できるよ うになりました。当設備では、セキュリティーの完備された 施設内で機密書類を収めた箱を受け入れ、未開封の状態 のまま処理します。また2016年4月、新たに利根川事業 所にも導入しました。(情報セキュリティーについてはP25 を参照下さい。)

臭い付き古紙を見つけると 前足で知らせます。

 SDGsとの関連性 ▶

見つけた !

ここです !!

当社は生産工程で多くの水資源を使用しており、水使 用量の約90%が製紙工場で使われています。2016年

度の水使用量は2,861万m3となり前年より増加しまし

た。これは2016年に導入した発電設備の冷却水として の利用が大きく影響しています。

限りある水資源を大切に利用するために、製紙工場で は水を10回以上繰り返し使用しています。また、工程 から排出された循環水の一部は、水処理設備で処理を行 いさらに再生利用しています。今後も水資源の有効利用 に努めていきます。

水資源の有効利用

▶内部循環のフロー図

▶水投入量(製紙工場)の推移

2,000 3,000

1,000 (万m3

0

■ 水投入量

2012    2013    2014    2015    2016 (年度)

10

2,544

2,544 2,441 2,536 2,861

工場外へ 放流 水投入

水処理設備

製紙工場

生産設備

詳しくはこちらを ご覧ください

(公財)古紙再生促進センター http://www.prpc.or.jp/

古紙利用率

(12)

13

300 307 296

(年度) 549

2000  2013    2014    2015    2016

264

600

400

200 (t)

0

(基準年度)

12

■取扱量  ■排出量・移動量

1,500 2,000

1,000

500 (t)

0

1,731

789

1,218

769 758

1,220

1,243

794

2002   2013   2014   2015   2016 881

(年度) (基準年度)

1,280

2016年度の「エコチャレンジ020」では最終処分量 4,000トン以下、再資源化率97%以上を目標に設定し 取り組んできました。事業所・工場では、日頃から外部 に廃棄物の処理を委託する場合には、可能な限りリサイ クル処理できる業者を選定し、リサイクル率の向上に努 めています。その結果、最終処分量は3,417トン、再 資源化率は98.2%となり目標を達成しました。

今後も廃棄物の発生量を抑制するとともに再資源化率 の向上に努めていきます。

廃棄物処理法では、排出事業者に向けて、より一層の 廃棄物管理の徹底が求められています。産業廃棄物に関 するコンプライアンスの確保と管理業務の効率化を目的 として、事業所・工場で電子マニフェストに対応した廃 棄物管理システムを導入し、産業廃棄物管理の徹底に取 り組んでいます。また、産業廃棄物の適正処理を確認す るために、事業所・工場ではチェックリストに基づき処 理委託先を原則として1年に1回以上の頻度で訪問し現 地確認を行っています。

自社内において資源の循環再生利用を行っています。段 ボール工場の生産工程で発生する段ボールの端材(トリミ ングロス)は、製紙工場から段ボール原紙を運んだト ラックの帰り便で持ち帰り、段ボール原紙の原料とし て100%再生利用しています。

化学物質の排出および移動量届出(PRTR)制度に基づ く、2016年度の対象物質の排出量・移動量は758ト ン、 2002年度比で14.0%削減となり、目標(2002年 度比12%削減)を達成しました。今後も使用薬品の切 り替えなどによって取扱量を減らすとともに、排出量・ 移動量の削減に努めていきます。

当社の設備から排出される主な大気汚染物質は、ボ イラおよび焼却炉の燃焼排ガスに含まれる窒素酸化物 (NOx)や硫黄酸化物(SOx)、ばいじんです。これらは 法令により規制値が定められています。燃焼温度の管理 や「排煙脱硫装置」「集じん機」を設置することで大気汚 染物質の規制値を下回るレベルまで除去しています。

2016年度の排水量は2,456万m³でした。排水は加 圧浮上、活性汚泥、沈殿分離、活性炭吸着などの浄化処 理を行い規制値以下の水質を維持し、河川や下水道に放 流しています。なお、規制値の遵守を確認するために COD、BOD、SSなど規制対象の項目を定期的に測定 しています。

高濃度PCB含有機器は全て取り外し、厳重に保管・ 管理しています。これらの機器は、法に基づき設立され た中間貯蔵・環境安全事業株式会社にて、処理を進めて います。今後も法令に基づいた適正な管理と処理を進 めていきます。また、低濃度 PCB を含有する可能性 がある機器についても、分析調査を行い把握するとと もに、含有が明らかになった機器については識別可能に し、適正に管理して随時処理を進めています。

オゾン層保護、地球温暖化防止のために、フロン排出 抑制法を遵守し適切に対応しています。フロン類使用製 品廃棄時の回収および簡易点検・定期点検による漏 えい確認を徹底し、フロン類の大気中への放出抑制を 図っています。

大気に排出されたVOCは光化学オキシダントや浮遊 粒子状物質の原因となります。板紙やフィルムの印刷・ 加工工程においてVOCを含むインキや加工剤を使用し ており、乾燥後にVOCを大気に排出しています。サプ ライヤーとの協働による低VOCインキやノンVOCイ

ンキの取組みにより、2016年度の排出量※は264トン、

2000年度比で51.9%の削減となり、目標(2000年度 比45%削減)を達成しました。今後も削減活動を継続 していきます。

廃棄物の削減

廃棄物管理の推進

段ボール古紙の社内再生利用

化学物質の適正管理

大気汚染物質の削減

水質汚濁物質の管理

PCB廃棄物の管理

フロン適正管理

揮発性有機化合物(VOC)の削減

▶最終処分量と再資源化率の推移

20,000(t) (%)

16,000

8,000 4,000 12,000

0

100 95

85 80 90

75 2000   2013   2014   2015   2016(年度)

■ 最終処分量 ● 再資源化率

11

4,355 3,386 3,266 3,417 17,999

91.1

97.8 98.2 98.3 98.2

▶廃棄物の処理状況

廃棄物処理業者の現地確認

▶社内リサイクルシステム

▶PRTR対象物質量の推移

▶VOC 排出量の推移

循環型社会の実現に向けて事業所・工場から発生する廃棄物の削減と 適正処理に取り組んでいます。

廃棄物の削減

地球環境のために

地域の生活環境に影響を及ぼす汚染物質の排出は、徹底した管理のもと、

法規制を遵守するのはもちろんのこと、さらに厳しい自主基準を設けて環境汚染を予防しています。

化学物質の管理

地球環境のために

段ボール原紙

生産工程で出てくる 端材(トリミングロス)を 製紙原料としてリサイクル

製紙工場

段ボール工場

( )内は総発生量に対する比率

廃棄物外部排出量 89,556 t (48%)

社外再資源化量 86,139 t (46%)

社内再生利用量 98.417 t (52%)

最終処分(埋立)量 3,417 t (2%)

廃棄物総排出量 187,973 t (100%)

* 各数値は四捨五入をしているため合計が合わない場合があります。

排出量・移動量

14.0

%削減

※ 対象は日本製紙連合会会員会社の排出上位5物質(トルエン、メチルエチルケトン、 酢酸エチル、イソプロピルアルコール、メタノール)としています。

詳細な数値はデータ集をご覧ください。 詳細な数値はデータ集をご覧ください。  SDGsとの関連性 ▶

再資源化率

98.2

51.9

排出量

%削減

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